ローンの審査に通りやすい

会社・企業に勤めて毎月、安定した収入があるサラリーマンの場合、金融機関から融資を受ける際の審査に通りやすく、物件購入や新築のための資金が確保しやすいと言えます。

収入減に備えたリスクヘッジ

サラリーマンとしての収入のみの場合、病気や怪我で収入が大幅に減少してしまった際、生活に行き詰まる恐れがあります。サラリーマン大家として複数の収入源を持つことで、そうした万が一の事態に備えられるようになります。

老後に備えて資産形成

サラリーマン大家として収入を確保しておくことで、定年後も安定的な収入が得られるようになり、老後のマネープランが立てやすくなります。

サラリーマン大家として不動産経営を行うことには、次のようなリスクもあります。
メリットとデメリット、両方をしっかりと把握しておくことが大切です。

思うように収入が得られないことも…

入居者が集まらなかったり、予想以上に経営コストがかかって、当初想像していたように収入が得られないリスクもあります。
また、「アパートの老朽化にともない大規模修繕が必要で、100万円単位の費用が必要になる」というケースも起こりえます。

本業に支障を来す恐れも…

管理会社に委託せず、自主管理していると物件の管理や入居者への対応などに追われて、本業に支障を来す恐れがあります。また、不動産経営が忙しすぎて「休日がない」ということも…。

学ぶことに喜びを感じる

不動産経営を始めるにあたって、今まで知らなかった様々な知識・情報を学ぶ必要があります。それを苦痛に感じるようでは、経営を成功に導くのは難しいでしょう。反対に学ぶことに喜びを感じるような性格の方は、サラリーマン大家に向いていると言えます。

コミュニケーション能力が高い

不動産形成では入居者に限らず、管理会社など様々な人と関わっていかなければいけません。
「人と接するのが苦手」という方よりも、人と明るく接せられたり、初対面の人とも打ち解けられたりするような、コミュニケーション能力が高い方が向いています。

落ち着いて“結果”が待てる

不動産経営で利益を得るには、ある程度の時間が必要です。結果を急ぐことは安定的な経営に繋がらず、落ち着いて“結果”を待ち、長期的な視点を持つことが大事です。
すぐに結果を求めず、計画立ててコツコツと経営に取り組める方はサラリーマン大家に向いています。

不動産経営を失敗しないために、サラリーマンの方が不動産経営を行う際に注意するべき点として、次のようなことが挙げられます。

空室リスクへの対策を講じる

現在、日本の人口は減少しており、経営する物件で空室が増えるリスクは高いと言えます。
こうした現状をよく理解し、家賃の調査や設備の見直しなど、適切な空室リスクへの対策を講じるようにしましょう。
「どういう対策をすればいいかわからない」という方は、不動産経営に詳しい税理士からアドバイスを受けるというのも1つの方法です。

老朽化・資産価値の下落を抑える

不動産経営で避けられないのが、物件の老朽化にともなう資産価値の下落です。これを抑えるたえに、リフォーム・リノベーションや建て替えなど、状況に応じた対策を行うようにしましょう。
こうした対策には専門知識が必要になるため、不動産に詳しい税理士に相談するのがおすすめです。

管理会社に任せっきりにしない

本業があるサラリーマンが不動産経営を行う場合、管理会社は欠かせない存在ですが、何もかも任せっきりにしてはいけません。
現在、物件がどんな状況なのか、自身でもよく把握して経営に取り組むようにしましょう。

有利な条件で融資を受けるためには？

提携ローンを利用

提携ローンとは、不動産会社と連携する金融機関が取り扱っているローンです。物件は提携先の不動産会社から購入するのが前提ですが、ローンの審査が通りやすい、金利を下げることが可能などのメリットがあります。

各金融機関の特徴を知る

金融機関と一言で言ってもメガバンク、地方銀行、信用金庫、信用組合、日本政策金融公庫 など様々な種類があります。これら金融機関の特徴をよく知り、どこにローンを申し込むのがベストなのか、しっかりと融資戦略を練ることで有利な条件での融資を引き出すことが可能になります。
「どの金融機関を選ぶのがベスト」と迷われているのなら、専門家である税理士へご相談ください。
神戸の近江清秀公認会計士税理士事務所では、銀行の顧問税理士という強みを活かして、融資のご相談にしっかりとお応えいたします。