おはようございます
マラソンを走る神戸の不動産賃貸税理士の近江です。
国税庁から、海外の相続財産の申告漏れについて2013年事務年度のデータが公表されました。
2013事務年度の相続税の税務調査で、海外関連の申告漏れは124件(前年度比9.7%増)でした。
海外関連の税務調査件数は753件、でそのうち申告漏れ総額は163億円でした。 海外関連の税務調査件数及び申告漏れ財産の総額いずれも過去最多の件数及び金額となりました。
国税庁は背景として「納税者の資産運用が国際化している」と指摘しています。
国税庁によると、
1.相続財産から海外の財産を除外した申告のうち約1億5千万円が租税条約に基づく情報交換で発覚し、約6600万円を追徴課税された調査事例があったようです。
2.遺族が海外預金約600万円の存在を知りながら申告から除外していたとして、約240万円を追徴課税されたケースもあったようです
今後、相続税の税務調査に関しては海外財産に関しても重点的に
調査が行われるようです。
相続税の申告にあたっては十分にご注意ください。